
章
1. 竜巻(たつまき) 🌪️
ドロシーはカンザスで、エムおばさん、ヘンリーおじさんと暮(く)らしていました。
家(いえ)は小(ちい)さくて灰色(はいいろ)でした。
まわりの土地(とち)も灰色(はいいろ)でした。
ドロシーのたったひとりの友(とも)だちは、小犬(こいぬ)のトトでした。
トトは小(ちい)さくて黒(くろ)く、長(なが)い毛(け)をしていました。
ある日(ひ)、ヘンリーおじさんが空(そら)を見上(みあ)げました。
いつもより暗(くら)い空(そら)でした。
「竜巻(たつまき)が来(く)るぞ、エム!」おじさんは叫(さけ)びました。
クイズ
エムおばさんは仕事(しごと)の手(て)を止(と)めました。
「急(いそ)いで、ドロシー!」と叫(さけ)びました。
「地下室(ちかしつ)へ逃(に)げるのよ!」
でもトトはこわがって、ベッドの下(した)へ逃(に)げ込(こ)みました。
ドロシーはトトを追(お)いかけました。
トトを捕(つか)まえたとき、家(いえ)がガタガタと揺(ゆ)れました。
そして不思議(ふしぎ)なことが起(お)こりました。
家(いえ)が空(そら)へと持(も)ち上(あ)がったのです!
クイズ
家(いえ)はクルクルと回(まわ)りました。
ドロシーは気球(ききゅう)に乗(の)っているような気(き)がしました。
こわくはありませんでした。
彼女(かのじょ)はベッドにはいって、眠(ねむ)ってしまいました。
2. マンチキンの国(くに) 🌺
ドロシーが目(め)を覚(さ)ますと、家(いえ)はドスンと着地(ちゃくち)していました。
ドアへ走(はし)って開(あ)けました。
外(そと)は、これまで見(み)たこともないような
美(うつく)しい場所(ばしょ)でした。
クイズ
きれいな花(はな)が咲(さ)き、緑(みどり)の芝生(しばふ)が広(ひろ)がっていました。
木(き)の上(うえ)で鳥(とり)が歌(うた)っていました。
小(ちい)さな小川(おがわ)が流(なが)れていました。
3人(にん)の男(おとこ)の人(ひと)と、1人(り)の女(おんな)の人(ひと)が近(ちか)づいてきました。
みんなとても背(せ)が低(ひく)く、ドロシーと同(おな)じくらいでした。
丸(まる)い帽子(ぼうし)をかぶっていて、
動(うご)くたびに小(ちい)さな鈴(すず)がチリンチリンと鳴(な)りました。
クイズ
「マンチキンの国(くに)へようこそ」
と女(おんな)の人(ひと)が言(い)いました。「私(わたし)は北(きた)の良(よ)い魔女(まじょ)です。
あなたが東(ひがし)の悪(わる)い魔女(まじょ)を退治(たいじ)してくれたのです!」
「まさか!」とドロシーは言(い)いました。
「私(わたし)は誰(だれ)も殺(ころ)したりしていません!」
3. 銀(ぎん)の靴(くつ) ✨
「見(み)てごらんなさい」と良(よ)い魔女(まじょ)は言(い)いました。
彼女(かのじょ)は家(いえ)の角(かど)を指差(ゆびさ)しました。
銀(ぎん)の靴(くつ)を履(は)いた2本(ほん)の足(あし)が、家(いえ)の下(した)から飛(と)び出(だ)していました。
クイズ
「あなたの家(いえ)が魔女(まじょ)の上(うえ)に落(お)ちたのです」と魔女(まじょ)は説明(せつめい)しました。
「おかげでマンチキンたちは自由(じゆう)になりました。
悪(わる)い魔女(まじょ)がみんなをこき使(つか)っていたのです」
良(よ)い魔女(まじょ)は、ドロシーに銀(ぎん)の靴(くつ)をくれました。
「これは魔法(まほう)の靴(くつ)ですよ」と言(い)いました。
「きっとあなたの役(やく)に立(た)つでしょう」
「カンザスの家(いえ)に帰(かえ)るのを手伝(てつだ)ってもらえませんか?」
とドロシーは聞(き)きました。
クイズ
「エメラルドの都(みやこ)へ行(い)きなさい」
と良(よ)い魔女(まじょ)は言(い)いました。「オズの偉大(いだい)な魔法使(まほうつか)いにお願(ねが)いするのです。
彼(かれ)なら助(たす)けてくれるかもしれません。黄色(きいろ)いレンガの道(みち)をたどっていくのですよ」
良(よ)い魔女(まじょ)はドロシーのおでこにキスをしました。
キスをしたところには、光(ひか)るしるしが残(のこ)りました。
「これがあなたを守(まも)ってくれるでしょう」
4. カカシ 🌾
ドロシーは銀(ぎん)の靴(くつ)を履(は)きました。
バスケットにパンを入(い)れました。
そして、黄色(きいろ)いレンガの道(みち)を歩(ある)き始(はじ)めました。
トトも横(よこ)を走(はし)っていきます。
クイズ
道(みち)はきれいな畑(はたけ)を通(とお)っていました。
ドロシーは畑(はたけ)の中(なか)にカカシを見(み)つけました。
棒(ぼう)につかまったカカシが、彼女(かのじょ)にウインクしました!
「こんにちは」とカカシが言(い)いました。
ドロシーは驚(おどろ)きました。「しゃべったの?」
「うん」とカカシは言(い)いました。
「ここから降(お)ろしてくれないかな?
この棒(ぼう)のせいで気持(きも)ちが悪(わる)くて」
クイズ
ドロシーは彼(かれ)を降(お)ろしてあげました。
カカシは伸(の)びをして、ニッコリしました。
「どこへ行(い)くんだい?」と聞(き)きました。
「エメラルドの都(みやこ)へ、偉大(いだい)なオズに会(あ)いに行(い)くの」
とドロシーは言(い)いました。「カンザスの家(いえ)に帰(かえ)りたいのよ」
「オズは、ボクに脳(のう)みそをくれるかな?」
とカカシは聞(き)きました。「ボクはワラが詰(つ)まっているから、
脳(のう)みそがないんだ」
クイズ
「たぶんね」とドロシーは言(い)いました。
「一緒(いっしょ)に行(い)って、頼(たの)んでみましょうよ」
そこでカカシは、ドロシーとトトと一緒(いっしょ)に
黄色(きいろ)いレンガの道(みち)を行(い)くことにしました。
5. ブリキのきこり 🤖
次(つぎ)の日(ひ)、みんなは森(もり)の中(なか)を歩(ある)いていました。
ドロシーはうめき声(ごえ)を聞(き)きました。
「なんの音(おと)?」と彼女(かのじょ)は聞(き)きました。
まわりを見回(みまわ)すと、道(みち)のそばに
ブリキでできた男(おとこ)の人(ひと)が立(た)っていました。オノを高(たか)く振(ふ)り上(あ)げたままです。
まったく動(うご)くことができません。
クイズ
「助(たす)けてくれ」とブリキのきこりは言(い)いました。
「1年(ねん)もこのままなんだ。
油(あぶら)さしがボクの小屋(こや)にあるんだ」
ドロシーは油(あぶら)さしを見(み)つけてきました。
関節(かんせつ)に油(あぶら)をさしてあげました。
すぐにブリキのきこりは動(うご)けるようになりました。
「ありがとう!」と彼(かれ)は言(い)いました。
「こんな森(もり)で何(なに)をしているんだい?」
ドロシーはオズの魔法使(まほうつか)いのことを話(はな)しました。
「オズはボクに心(こころ)をくれるだろうか?」
とブリキのきこりは聞(き)きました。「ボクには心(こころ)がないんだ。
誰(だれ)も愛(あい)することができないんだ」
クイズ
「一緒(いっしょ)に行(い)って、頼(たの)んでみましょうよ」とドロシーは言(い)いました。
そこでブリキのきこりも仲間(なかま)に入(はい)りました。
彼(かれ)はオノを持(も)って、道(みち)をふさぐ枝(えだ)を
切(き)りながら進(すす)みました。
6. 臆病(おくびょう)なライオン 🦁
森(もり)はますます暗(くら)く、深(ふか)くなりました。
突然(とつぜん)、大(おお)きなライオンが道(みち)に飛(と)び出(だ)してきました。
大声(おおごえ)でガオーッと吠(ほ)えました。
ライオンはカカシをなぎ倒(たお)し、
ブリキのきこりをひっぱたきました。トトに噛(か)みつこうとしたとき、
ドロシーはライオンの鼻(はな)をピシャリと叩(たた)きました。
クイズ
「トトを噛(か)んだら承知(しょうち)しないわよ!」彼女(かのじょ)は言(い)いました。
「恥(は)ずかしいと思(おも)いなさい!
あなたはただの弱虫(よわむし)ね!」
ライオンはしょんぼりと頭(あたま)を下(さ)げました。「わかってるよ」と言(い)いました。
「オレは臆病(おくびょう)なんだ。みんなライオンは勇気(ゆうき)があると思(おも)ってるけど、
オレは何(なに)でもこわいんだ」
ドロシーは彼(かれ)がかわいそうになりました。
自分(じぶん)たちの旅(たび)について話(はな)してあげました。
クイズ
「オズはオレに勇気(ゆうき)をくれるだろうか?」
とライオンは聞(き)きました。
「来(き)てごらんなさいよ」とドロシーは言(い)いました。
こうして、5人(にん)の仲間(なかま)が
黄色(きいろ)いレンガの道(みち)を進(すす)むことになりました。ドロシー、トト、
カカシ、ブリキのきこり、
そして臆病(おくびょう)なライオンです。
7. エメラルドの都(みやこ) 💚
たくさんの冒険(ぼうけん)をして、ついに
エメラルドの都(みやこ)が見(み)えてきました。美(うつく)しい緑色(みどりいろ)の都(みやこ)です。
壁(かべ)も緑(みどり)、家(いえ)も緑(みどり)、
空(そら)でさえ緑色(みどりいろ)に見(み)えました。
クイズ
門(もん)のところで、緑(みどり)の制服(せいふく)を着(き)た男(おとこ)の人(ひと)が迎(むか)えてくれました。
「何(なに)の用(よう)だね?」と聞(き)かれました。
「偉大(いだい)なオズに会(あ)いたいのです」とドロシーは言(い)いました。
男(おとこ)の人(ひと)は緑色(みどりいろ)のメガネを渡(わた)しました。
「これをかけなさい」と言(い)いました。
「都(みやこ)がまぶしすぎて、
これをかけないと目(め)がつぶれてしまうからね」
クイズ
彼(かれ)は緑(みどり)の大理石(だいりせき)の通(とお)りを案内(あんない)してくれました。
みんな緑色(みどりいろ)の服(ふく)を着(き)ています。
大(おお)きな宮殿(きゅうでん)に着(つ)きました。
「オズがお会(あ)いになるそうだ」と緑(みどり)の兵隊(へいたい)が言(い)いました。
「ただし、ひとりずつだ」
8. 偉大(いだい)なオズ 👑
最初(さいしょ)にドロシーが行(い)きました。大(おお)きな部屋(へや)に入(はい)ると
緑(みどり)の玉座(ぎょくざ)がありました。玉座(ぎょくざ)の上(うえ)には
体(からだ)のない、巨(きょ)大(だい)な頭(あたま)がありました。
クイズ
「ワシはオズ、偉大(いだい)にして恐(おそ)るべき者(もの)だ」
と頭(あたま)が言(い)いました。「何(なに)を望(のぞ)むか?」
ドロシーはこわかったけれど、こう言(い)いました。
「カンザスの家(いえ)に帰(かえ)りたいのです」
「助(たす)けてやろう」とオズは言(い)いました。
「だがその前(まえ)に、やってもらいたいことがある。
西(にし)の悪(わる)い魔女(まじょ)を殺(ころ)してきなさい」
クイズ
「でも、人(ひと)を殺(ころ)すなんてできません!」とドロシーは言(い)いました。
「ならば助(たす)けることはできん」とオズは言(い)いました。
ドロシーは泣(な)きながら部屋(へや)を出(で)ました。
9. いろんな顔(かお) 🎭
友(とも)だちもそれぞれオズに会(あ)いました。
カカシには、オズは美(うつく)しい女(おんな)の人(ひと)に見(み)えました。
ブリキのきこりには、おそろしい野獣(やじゅう)に見(み)えました。
ライオンには、火(ひ)の玉(たま)に見(み)えました。
クイズ
でも、オズはみんなに同(おな)じことを言(い)いました。
「西(にし)の悪(わる)い魔女(まじょ)を殺(ころ)せ」と。
みんなとても悲(かな)しみました。
誰(だれ)も殺(ころ)したくなんてありません。
でも、オズに助(たす)けてもらうには、
そうするしかありませんでした。
10. 悪(わる)い魔女(まじょ) 🧙♀️
仲間(なかま)たちは西(にし)へ向(む)かって歩(ある)き出(だ)しました。
悪(わる)い魔女(まじょ)は彼(かれ)らが来(く)るのを見(み)ていました。
魔女(まじょ)には片目(かため)しかありませんでしたが、
望遠鏡(ぼうえんきょう)のようによく見(み)えました。
クイズ
最初(さいしょ)に、魔女(まじょ)は40匹(ぴき)のオオカミを送(おく)りました。
ブリキのきこりがオノで全(すべ)て倒(たお)しました。
次(つぎ)に、40羽(わ)のカラスを送(おく)って目(め)をつつかせようとしました。
カカシがみんな追(お)い払(はら)いました。
それから、ハチを送(おく)って刺(さ)させようとしました。
ハチたちはブリキのきこりに針(はり)を折(お)られ、
死(し)んでしまいました。
クイズ
最後(さいご)に、魔女(まじょ)は空(そら)飛(と)ぶサルを送(おく)りました。
サルたちはカカシの中身(なかみ)を引(ひ)っ張(ぱ)り出(だ)し、
ブリキのきこりを岩(いわ)の上(うえ)に落(お)としました。
そしてドロシーとライオンを
魔女(まじょ)のお城(しろ)へ連(つ)れていきました。
11. 溶(と)けちゃった! 💧
魔女(まじょ)はドロシーの銀(ぎん)の靴(くつ)をほしがりました。
でも触(さわ)ることができませんでした。
靴(くつ)の力(ちから)が強(つよ)すぎたからです。
そこでドロシーを台所(だいどころ)で働(はたら)かせました。
クイズ
ある日(ひ)、魔女(まじょ)はいじわるなワナをしかけました。
床(ゆか)に鉄(てつ)の棒(ぼう)を置(お)いたのです。
ドロシーは転(ころ)んで、片方(かたほう)の靴(くつ)を落(お)としてしまいました。
魔女(まじょ)はそれを奪(うば)い取(と)りました。
ドロシーはカンカンに怒(おこ)りました!
バケツの水(みず)を魔女(まじょ)にぶっかけました。
「やめろ!」魔女(まじょ)は叫(さけ)びました。
「水(みず)をかけられたらおしまいだよ!」
魔女(まじょ)は溶(と)けて水(みず)たまりになり、消(き)えてしまいました。
クイズ
ドロシーは銀(ぎん)の靴(くつ)を拾(ひろ)って、
履(は)き直(なお)しました。
自由(じゆう)になったのです!
12. オズの正体(しょうたい) 🎪
ドロシーはライオンを助(たす)け出(だ)しました。
一緒(いっしょ)にブリキのきこりを直(なお)し、
カカシにワラを詰(つ)め直(なお)しました。
悪(わる)い魔女(まじょ)の家来(けらい)たちも、自由(じゆう)になって喜(よろこ)びました。
みんなはドロシーに「金(きん)の冠(かんむり)」をくれました。
それは空(そら)飛(と)ぶサルを3回(かい)呼(よ)べる冠(かんむり)でした。
ドロシーは冠(かんむり)を使(つか)ってサルを呼(よ)び、
オズのところまで連(つ)れていってもらいました。
クイズ
都(みやこ)に着(つ)いても、オズは何日(なんにち)も会(あ)ってくれませんでした。
ついにみんなは、玉座(ぎょくざ)の部屋(へや)へ押(お)し入(い)りました。
トトが隅(すみ)っこにあるついたてを倒(たお)しました。
するとそこには、小(ちい)さなおじいさんがいました。
「あなたは誰(だれ)?」とドロシーは聞(き)きました。
「わしがオズじゃよ」とおじいさんは言(い)いました。
恥(は)ずかしそうにしていました。
「ただの人間(にんげん)じゃないの!」とドロシーは言(い)いました。
クイズ
13. 魔法使(まほうつか)いの贈(おく)り物(もの) 🎁
オズは身(み)の上(うえ)話(ばなし)をしました。
オマハから来(き)たのでした。気球(ききゅう)に乗(の)っていて、
偶然(ぐうぜん)オズの国(くに)へ飛(と)ばされてきたのです。人々(ひとびと)が彼(かれ)を
魔法使(まほうつか)いだと思(おも)ったので、魔法使(まほうつか)いのフリをしていたのでした。
「まだ私(わたし)たちを助(たす)けてくれますか?」とドロシーは聞(き)きました。
オズは一生懸命(いっしょうけんめい)考(かんが)えました。カカシの頭(あたま)に
ヌカと針(はり)を詰(つ)めました。
「これで脳(のう)みそが入(はい)ったぞ(みそっかすだけど鋭(するど)いぞ)」と言(い)いました。
ブリキのきこりの胸(むね)には、絹(きぬ)で作(つく)ったハートを入(い)れました。
「これで心(こころ)が入(はい)ったぞ」と言(い)いました。
ライオンには緑色(みどりいろ)の飲(の)み物(もの)をやりました。
「これが勇気(ゆうき)じゃ」と言(い)いました。
3人(にん)の仲間(なかま)は幸(しあわ)せでした。
欲(ほ)しいものが手(て)に入(はい)ったと信(しん)じたからです。
クイズ
14. 気球(ききゅう) 🎈
「でも、私(わたし)はどうやって帰(かえ)ればいいの?」とドロシーは聞(き)きました。
「わしの気球(ききゅう)で行(い)こう」とオズは言(い)いました。
彼(かれ)も魔法使(まほうつか)いのフリをするのには疲(つか)れていたのです。
オズは気球(ききゅう)を作(つく)り、熱(あつ)い空気(くうき)でふくらませました。
さあ出発(しゅっぱつ)というとき、
トトがネコを見(み)つけました。トトは追(お)いかけました。
ドロシーもトトを追(お)いかけました。
ロープが切(き)れました!
気球(ききゅう)はオズだけを乗(の)せて、飛(と)んで行(い)ってしまいました。
「戻(もど)ってきて!」ドロシーは叫(さけ)びました。
でも、もう遅(おそ)すぎました。
クイズ
15. お家(うち)へ 🏠
ドロシーはまた金(きん)の冠(かんむり)を使(つか)いました。
サルたちに家(いえ)へ送(おく)ってくれるよう頼(たの)みました。
でもサルたちは、オズの国(くに)を囲(かこ)む砂漠(さばく)を飛(と)び越(こ)えられませんでした。
誰(だれ)かがドロシーに、南(みなみ)の良(よ)い魔女(まじょ)
グリンダのことを教(おし)えてくれました。
ドロシーと仲間(なかま)たちは、彼女(かのじょ)に会(あ)いに行(い)きました。
グリンダは美(うつく)しく、親切(しんせつ)でした。
「あなたの銀(ぎん)の靴(くつ)が家(いえ)に帰(かえ)してくれますよ」と彼女(かのじょ)は言(い)いました。
「かかとを3回(かい)合(あ)わせて、
行(い)きたい場所(ばしょ)を言(い)うだけでいいのです」
クイズ
ドロシーはうれしかったけれど、さびしくもありました。
友(とも)だちとお別(わか)れのハグをしました。
「みんながいなくなるとさびしくなるわ」と言(い)いました。
そして、かかとを3回(かい)鳴(な)らしました。
「エムおばさんのところへ帰(かえ)して!」と言(い)いました。
世界(せかい)がグルグルと回(まわ)りました。
止(と)まったとき、ドロシーはカンザスの
大草原(だいそうげん)に座(すわ)っていました。
エムおばさんが家(いえ)から走(はし)ってきました。
「愛(いと)しいドロシー!」おばさんは叫(さけ)びました。
「いったいどこから来(き)たの?」
「オズの国(くに)からよ」とドロシーは言(い)いました。
「ああ、エムおばさん、家(いえ)に帰(かえ)れて本当(ほんとう)によかった!」